<<起動方法>>

 エディタはRS2の実行プログラム中に埋まっています。
まずゲーム本体を起動しますが、起動するときは640*480の"ウィンドウモード"にします。
この選択が異なると、正常にマウスでポイントできなくなります。

 タイトル画面でRS.Editを選択して、ミッションを開き、「Edit」を選択します。
するとメインファイルで指定した戦場の画面が開きます。

<<操作方法>>

左上のボタンの…
視点変更真上ビューと斜めビューの切り替え
移動マウスドラッグで移動できる移動モードになります
配置マウスクリックで配置できる配置モードになります
Save現在の作業内容を敵配置ファイルに保存します
Save&Exit敵配置ファイルに保存して、タイトル画面に戻ります

 左下の方位磁針をクリックすると方位が北を向きます。

 保存せずに終了したい場合は右上の×ボタンでアプリケーション自体を終了させてください。保存しなければならないときに間違って終了させないようにしましょう。

<移動モード>

左ドラッグで移動、右ドラッグで回転。
ホイール上下で高さ移動。
Shiftを押しながらホイール回転で細かく上下移動。

 非常に感覚的に操作できるように工夫しているので迷わないはず。
真上ビューの時は高さ変更は画面に反映されません。(Yはそもそもユニットの高度入力のための情報)

<配置モード>

 マウスのホイールで高さ(右下に表示)を設定し、配置したい場所をクリックすると、 ダイアログボックスが現れるので、敵を選択して「OK」ボタンをクリックします。 クリックした場所の「上空」に配置されますので、高空に配置する場合は注意してください。 ユニットのマークから地面へ伸びる白い棒が目安です。 既に配置されている敵をクリックしてもダイアログボックスが現れるので、編集することも出来ます。 この際、ユニットの方位は画面の方位と同じになります。 編集するときは、高さは変化しません。つまりホイールでいくらY座標を指定しても、 一旦置いたユニットの高さは変更できません。ダイアログボックス内の数値を直接入力してください。 削除するには、ユニットにカーソルを合わせて右クリックします。

<座標について>

X東西。東が+X
Y上下。上が+Y
Z南北。北が+Z

画面左下にXとZ座標が、画面右下にY座標が整数で表示されています。

<<敵配置ダイアログボックス>>

配置モードでオブジェクトを配置する際に使います。

<Group>

敵は全て「グループ」で管理されます。グループは増援や敵配置の基本単位です。 敵を入力する際にどの「グループ」に対して入力するのかを考えてください。 グループはダイアログボックスの左上で指定します。 なお、グループ番号とグループ内のオフセット番号は、エディタ画面に 『(グループ番号:オフセット番号)ユニット名』 というように表示されます。

<分類>

ラジオボタンでオブジェクトの種類を指示します。
NOP 通常の敵です。レーダーでは黄色
Target ターゲットです。レーダーでは赤
Object 敵でも味方でもないユニット、または地上物です。レーダーに表示されません
Friend 友軍です。レーダーでは青
Guard 攻撃してはいけない友軍です。敵からは狙われません。レーダーでは黄緑
NoCount 撃墜数の分母にカウントされない敵機です。RS2では撤退するバタフライで使いました

<Label>

オブジェクトは全てラベルコード(Label)という値を持っています。 デフォルトは0です。敵配置ダイアログボックスのLabelという欄に自然数で入力します。 この値は、イベントシーンやミッションの制御に用います。 複数のオブジェクトに同じ数値のラベルコードを入力することは正しい方法ですし、 それにより「全ての敵機の中で、R-40の生存数は何機か?」という判定が可能です。

<機体>

機体を選択します。 "NULL_obj"はイベントシーン専用のユニットで、画面には表示されません。 通常の敵からホーミングレイのようなイベント駆動専用のユニットまで 全部含まれるため、置けば動くとも限りません。 普通の対空機銃とか敵機なら問題ありません。

<初期状態>

配置直後の動作を指定します。

<拡張データ>

初期状態によっては、パラメータ指示が必要な動作があります。 上のボックスから順番に、拡張データ1、拡張データ2、拡張データ3、と呼びます。 初期値は全て0です。
000:警戒(Raidersなど) 拡張データ1=水平飛行を続ける秒数を1/10秒単位で入力。50なら5秒は戦闘に入らずに水平飛行する。
100:離陸
拡張データ1=離陸開始までにかかる秒数
拡張データ2=プレイヤーが視界に入るまで離陸を開始しない場合は1
102:増援 拡張データは無いが、戦闘エリア端から増援させる場合はこれを指定しないと自機のところまで飛んでこない。

100:走行(戦車など) 拡張データ1=走行を続ける秒数を1/6秒単位で入力。360なら10秒間走行を続ける。走行中は射撃できない。

000:航行(船舶など) 拡張データは無いが、配置後、約2分で減速停止する。

<Level>

敵機のレベルを選択します。レベルが高いほどキビキビ動きます。 数値は0〜4で、EasyのLevel2はNormalのLevel0と等しく、EasyのLevel4はHardのLevel0と等しいです。 正式仕様ではないですが、負の値を入力することも可能です。弱くなります。 「新兵の集団」が作れますが、EasyのLevel0より弱く出来ないので、これが意味を生むのはNormal以上です。 同じく、4より大きな値を入力できますが、HardのLevel6以上の指定は無意味となります。 また、このような敵機を入力してもグルグル回って逃げるだけの敵になるので、 イライラするだけであまり楽しくありません。

<高度>

配置するY座標を入力します。

<<敵配置に関する注意>>

<戦闘範囲>

戦闘範囲はおよそ(1000-1000)から(4000-4000)の間の正方形空間です。 この範囲外へは飛んでいけませんので、敵の位置には注意します。(特に増援部隊)

<距離と高さ>

「距離」は1ドットで3mです。高さは1ドット(?)で10feetです。 つまりY=100にユニットを配置すると、ゲーム中の高さは1000になります。 地上物などを建造物の上に置く場合は、屋上よりもやや低い位置を指定して配置してください。 勝手に地上やビルの屋上の高さを計算して張り付きます。 地面よりも高いと空中に浮きます。また、超高層ビルの屋上におきたいのに高度をゼロにしようとすると、ビルの中に埋まります。

<自機配置>

グループ0には自機の場所を入れるようにしてください。 ミッション開始位置はグループ0から検索されます。

<リソース管理方法>

敵配置ファイルやスクリプトファイルなどは全て"*.rse"というメインファイルで管理されています。 中を見れば何をやっているかは分かるはずです。